夜泣く雨垂れ

擦れる色のこの筆ではもう描きたくない
薄汚れた水色からは枯れた独り言だけが…

その背中を見つめ 投げた星が見えなくて
君の残り香に甘えながら眠れない

恋しくて、恋しくて、恋しくて、僕は雨に涙隠した
会いたいよ、会いたいよ、会いたいよ、君に… 
夜泣く雨垂れを抱き締める

何度もの夢を吸い上げて咲いた憂いの花を
架空のキスで散らしては絶えず手慰みに遊ぶ

散らすだけ散らかして叱られる子供の様に 
始末に負えない程片付けられずに

恋しくて、恋しくて、恋しくて僕は  届かぬ声を叫ぶ
苦しくて、苦しくて、痛む夜明け前 
夜泣く雨垂れは絶えぬまま

もしもその手から伸びる糸があるなら 
僕がもつれを解いてあげるよ
もう二度とはぐれないように

恋しくて、恋しくて、恋しくて僕は揺さ振られて、壊れて…
会いたいよ、会いたいよ、会いたいよ、君に…
夜泣く雨垂れが…  ずっと泣き止めず続いてく

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